
-ケイさんはとにかく忙しいイメージありますね。
ケイさん: 忙しいね。とにかく時間が足りてない。仕事も激務ではあるし、もっとサッカーのブログも書きたいんだけどねえ。笑
コバ: じゃあ、あんまり寝れてないですか?
ケイさん: 今は、3,4時間くらいかなあ睡眠時間は。
ミノ: なるほど。笑 それだとサッカーする時間もなかなか取れないですね。今回も忙しい合間縫って来てもらってますし。
マル: でもよく聞きますね最近は。そんくらいの睡眠時間の人が良い。みたいな?なんかそういうビジネス書とか読んでると。短眠の人、いい説。
ケイさん: 俺の仕事はweb編集がメインだけど、サッカーの本質に近い部分は感じるんだ。「モノ作ってる」っていう感覚。
マル: そういうのってどうやったらお金になるんですか?ケイさんがたまにあげてるグルメのブログとかなんかは。
ケイさん: そのユーザーが、ランチでもディナーでもいいからとにかくウチのウェブサイトから予約したら、その分いくらっていう報酬が発生するシステムだね。要はアフィリエイト。
※今は退職されて違うお仕事をされています。
マル: いやーそういうメディア作るのって面白いですよね。
ケイさん: 他にもなんかやりたいよねー。
ミノ: 俺は今後アスピレーションチケットどうなっていくのかなーって思ってる。笑
マル: これもさ、ミノさんが別に編集する必要はないんじゃないですか?それこそカメラここにポッと置いて。今の時代は動画ですよ。
ミノ: ちょっと考えたけど、動画だと全部出ちゃうからさ。そこが難しいところではあって。後々編集する方が良いって思ったんだよ。
ケイさん: 仕事やってても、色んな企業からオファーもらう機会はあるんだよね。
ミノ: ケイさんみたいにこんだけ記事書いてるとあるでしょうね。なんでもそうですけどオファーもらうってありがたいですよね。
マル: どっかからオファー受けたことあります?
ミノ: 今年初めて他のチームからシーズン後に声かけられた。来年どうすんだーウチ来ないか?って。
コバ: 俺も来ました。違うチームではあるけど直接メッセージ来てびっくりしました。
マル: どんな感じでメッセージ来るんですか?「ウチだったらこのくらいの金額出すぞー」みたいな感じ?
ミノ: 最初から金額提示いきなりしてくるのは聞いたことないね。だけど「このチームではこのくらいの相場で給料出る。」みたいな情報はあるかな。例えば今回俺がオファーもらったチームが出せる給料は今のチームの2倍くらいだと思う。
マル: なんか不思議に思うんですけど、オーストラリアって何でそんなお金出るんですか?
ミノ: どのチームのオーナーも基本は金持ちだからかな?どっかの社長やってるって人が多いみたいで。グリークのチーム(ギリシャ人のコミュニティで作られた組織)なんかはだいぶお金持ってますね。理由はわからないんですけど。スポンサーも結構大きかったりする。
マル: おんなじくらいのレベルやカテゴリーでやってる選手って世界中にいっぱいいるじゃないですか?オーストラリアでサッカーしてる人間はやたら金もらってませんか?
ミノ: 地域によっても貰える額は全然違うんだよ。シドニーとかメルボルンなんかはアデレードの3倍くらいの金額だね。貰ってる選手は。Aリーグの選手より貰ってるプレイヤーも結構いるみたい。だから上から呼ばれても移籍しない人間がNPLに結構いますね。
マル: なるほどねー、もう既にお金あるチームに俺らみたいな下々の選手を在籍してあげてるって感じですね。笑
ミノ: チームカラーにもよるかな。ウチのチームなんかは老人が多かったから融資もチマチマだけど多かったみたいだし。地域密着型って感じ。
マル: 俺の知り合いなんか、ヨーロッパ行って試合終わって「金がねえよー!」って叫んでたらサポーターがお金くれたらしいですよ。笑
ミノ: サポーターあったかいといいね。
マル: サッカーは「プレー」するのが好きなんですか。
ミノ: それはもちろん。元々は子供たちに指導してて、それで心折れたっていうか、「あーやっぱりまだやっておきたいな」っ思ったから復帰したし。
-あと、これも聞きたいことなんだけど。プレーする上で心掛けてることある? ケイさんとかは当時プレーした時になんか軸とかってありました?
ケイさん: うーーーん、なんだろう。やっぱり「リラックスした状態」でプレーするっていうのが軸にあったかなあ。だけど、ちょっと熱くなるとムカッてきちゃうかもなあ。
マル: ケイさんね、ちょっとプチっていっちゃう時ありますよ。一緒にプレーした時に感じました。フットサルの時はそうじゃなかったんだけど、サッカーの試合はまた別人でしたね。目が変わってた。笑
ケイさん: 外人リーグとかね。笑 参加すると本当に殺してやろうかと思うもんね。けど南米人とかだいたいみんなそんな感じよ。
マル: 俺も審判に見えないようにやる小狡い技とか覚えましたね。いやホントあいつらと一緒にプレーしたからわかりますけど、ゴールキックとかで後ろからケツとかめっちゃ強く掴んでくるんですよあいつら。悟空の気持ちわかりますよ。尻尾握られたらヘナヘナするでしょ?ケツも一緒でめっちゃ力抜けますもん。ことあるたびにスパイクで踏まれるし、やり返したら顔に唾かけられたしね。笑
コバ: それ日本にある外国人リーグの話だよね? 俺、これ終わったあと多分参加するわ笑 初めていくからチームメイトとか全く知らないんですけど。
ケイさん: それ横浜?ヤマテじゃない?
コバ: あ、そうそれです。笑
マル: もう横浜で外国人リーグって言ったらヤマテですよね。笑 有名ですよ。 この前言ったら小村さんいましたよ。元日本代表の。
ケイさん: あーあの人ね!小村さんも参加したりしてるんだ。
ミノ: コバはどんな感じでプレーしてる?
コバ: ケイさんとちょっと被るかもしれないけど「自然体」ですね。オーストラリア来てから自然体でプレーするようなったかな。日本でプレーしてた時はいつも使命感みたいなの持ってプレーしてたけどだいぶ変わりましたね。
マル: 使命感てなんですか?
コバ: わかりやすいので言うと「ここ絶対抜かれちゃダメだ」とか「今ここで絶対クサビ入れなきゃ、ゴロで出さなきゃ」とかかな。なんか日本人ぽい感じなのかなこれ。今までリラックスした状況でプレーしたことなかったから。
マル: なんでオーストラリア行ってそんな変わったんですか?
コバ: なんかね、チームメイトが俺を中心にしてくれてるんだよね。だからそういう感じになったのかも。
ミノ: 俺も見ててそんな印象ある。とにかくコバのチームメイトが「アキにボール預けろ」ってしきりに言ってた。試合見ててそれが物凄いわかる。来年はライオンズがどうなるかめっちゃ楽しみなんだよね。
マル: じゃあ来季はコバさんミノさんで試合するかもしれないんですね?
ミノ: 俺がどこかに移籍しなければね。(今シーズンは僕がメルボルンのチームに移籍したため実現せず。)
マル: オーストラリアには日本でいう地域決勝みたいなのってないんですか?
コバ: ある。各州でリーグ戦で優勝したチームだけが集まって戦うやつ。
マル: ってことはAリーグ以外のオーストラリア最強を決めるってことですよね?
ミノ: そう、カップ戦もAリーグとかとやれるチャンスあって重要なんだけどね。天皇杯みたいな感じ。だけどこのファイナルシリーズも注目度高くて結構大事だね。(2018シーズン、僕が去年まで所属していたキャンベルタウンシティがこのファイナルを優勝しました。)
マル: Aリーグとはやったことないんですか?
ミノ: 先月にトレーニングマッチやった。アデレードユナイテッドと。やっぱり上手かったね。というかもう基本的な止めて蹴るとか、全然ミスしない。しょーもないミスとか少ないね。みんな姿勢良かったなー。
マル: ミノさんそれいっつも言ってますよね。笑 この人いっつも姿勢がー姿勢がーって言ってるんですよ。
ミノ: もうその印象が強くて。姿勢が良い人は共通してみんなリラックスしてる風に見える。そういう風に見えるのも大事だって思ってるし。
ケイさん: 止めて蹴るとか、基本的なところで言うとやっぱり風間さんの指導は凄かったね。シンプルではあるけど徹底してやるから。2時間ずっと狭い中で4vs1とかやるし。風間さん練習入ったら一番上手いし。笑
ミノ: tonan時代に筑波大出身のやつがいたんだけど、その時に言ってたのが印象的で。要はパスの出し手側は「全部利き足に出してやれ」っていうのがあって。利き足に強く出してあげれば止めれるでしょっていう理屈がそこにはある。
マル: こういう練習動画ってたまにSNS上がってて、つまんねえっていう人間もいるじゃないですか?めっちゃ面白いと思うんですけどねえ。シンプルだけど奥が深いから。
ミノ: そんなマルはどんなこと考えながらプレーしてる?
マル: そーだなー。「このメンツでどうやって勝てるかな」っていうのは考えますね。下手なやつも上手いやつもいるじゃないですか?サッカーのセオリーとかも一応あるにはあうでしょ?下手だけどそいつが足が速いんだったらあんまり足元には預けないでスペースに出してあげるとか。上手いやつにとにかくボール預けるとか。そこで「ここはクサビ入れなきゃ」とか考え出しちゃうとうまいことやれなくなっちゃうんで。
ミノ: なるほどね。俺もそれは考えてるつもりなんだけど、試合入っちゃうともう夢中になっちゃう。笑 気持ちがぶれて来ちゃう時が多いなーやってて。チームで勝とうってことより自分との戦いだねってなっちゃう。
マル: 俺とか上手くないから。それだったら周りの奴の能力生かせばいいし、あんまりグループで勝とうって考えてる人っていないじゃないですか?例えば背高い奴がいればクロスの質も変わってくるし。ポジションにも寄りますけどね。俺は左のサイドバックがやりやすいかな。右よりは。
右サイドってなんか難しい。
ミノ: 俺も右サイドってなんか苦手。あれなんでだろう。
マル: 色んな要素あると思うけど、多分左サイドでやった時の成功体験が多いんじゃないですかね?右利きだけど実際には左足のクロスの方が良い、とか。
コバ: なるほどね。それはしっくりくる答えかも。
-あとはなんか話したいことありますか?もう俺からの質問ていう形はなくなったんですけど。
コバ: トレーニングでミニゲームとかあるじゃないですか?あれで、ディフェンダーが遠くから打つシュート。あれはどう思う?俺はアリだと思う。
マル: 絶対アリですよ。あるか無しで言ったら絶対アリ。
コバ: 日本人とかって、イメージなんだけどゴール前まで行ってもパス繋いで、ゴール決められなかったとか。
マル: あるある。遠目からのシュート打ったらなにそれつまんない。みたいな。トレーニングの意図がどうとか。
コバ: あいつ何シュート打ってんの空気読めよみたいなやつ。
マル: バルセロナのハーフコートのシュートゲームみたいなの見たことあります?
ケイさん: あるある。バッシバシ打つよね。キーパーとかもパントキックでシュート狙ったりする。
マル: とにかくボール持ってる奴は打つ。どの選手でも。日本だったら「そんなシチュエーション試合中にないんだからやめろよ」みたいなのあるでしょ?絶対打った方がいいでしょ。
ミノ: シュート打つから、他の選択肢も持てるし考えるようになるよね。閃きとかもそう。子供とかにたらせてさ、キーパーやってる子に「なんでシュート打たないの?」って聞いたら「え?」ってなるだろうね。
コバ: シンプルに答えは出てるんだけど、時々考えちゃう時ある。点取るスポーツなのに何がダメなのかって。
ミノ: 去年さ、俺たちで出たフットサルコートの大会さ(ケイさん、マル、ミノで出場)トミがパントキックでシュート決めてたよね。※モンゴルリーグ活躍する小さなGK富澤くんです。
ケイさん: あー取ってたね。凄かった。ずっと狙ってたって言ってたもんね。
ミノ: GKとしては身長が低いけど彼なりに考えてるGKとして生きてく術を考えてる磨いてるって証拠ですよね。
マル: あいつのモンゴルリーグのハイライト見ました。もうね、あそこまでいくとね、蹴りすぎ。笑 相手のDF三枚で味方FW1人なのに蹴ってたから。蹴らないやつも覚えた方がいいすよ。
ミノ: まあそうだけど、ハイライトがたまたま蹴ってるのが多いだけで全部でないはずでしょ。笑
マル: じゃあみんな好きな選手とかいますか?
ケイさん: リケルメ。
マル: うわあ。上手いとこ来たー笑
ミノ: いかにもケイさんが選びそうって感じ!
ケイさん: 上手いんだよねー彼は。めっちゃ好き。
ミノ: 俺はジダンですね。好きもそうなんだけど、サッカー選手ってワード入るとジダンが自然に出て来ちゃう。
マル: ジダンて完璧だよね!!笑 全てがいいもん。
ケイさん: 芸術的だよね。
コバ: 俺はブスケツですかね。
ケイさん: あーやばいねブスケツ。良いね。
コバ: ボール持ってる時とかも上手いんですけど、あいつ結構汚いプレーするんですよ。たまにやばいファールとかするし。勉強になる。良いタイミングでカード貰う貰わないとか。
ケイさん: 中盤だと今はブスケツが一番上手いかなー見てて。
ミノ: 俺の同級生がバルセロナに旅行行って、試合見たらしんだけど、ブスケツは無駄な走りめっちゃするしネイマールもめっちゃディフェンスするらしい。スペース空けるのとかのタイミングとかが抜群だったって。
マル: 俺はカッサーノ好きなんですよね。そんなに上手くないんですよパッと見は。結構な割合で「雰囲気で」そこにパス出したりするんですよ。ここに通しときゃ大丈夫だろうくらいでプレーしてる感じですね。
ミノ: ここ最近だったらモドリッチも凄い選手だなって思った。仮に今この選手になれるってなったらモドリッチがいいなって。え、今のいつ後ろ見てたの?みたいなプレー。そのプレー選択する余地いつあったの?みたいな。
マル: じゃあ幼少期は誰が好きでした?
ミノ: ロナウド。ブラジル代表だったFWの。怪我してなかったら10年連続でバロンドールとってたんじゃないかって今でも思ってる。
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ケイさん: ヤバかったよねー。今でも動画たまに見てて凄かったのがわかるよ。
マル: 今はあーゆうFWいないですよね。怪物。
ミノ: どうかな。イブラヒモビッチはまた違うもんなあ。
マル: まあ時代も良かったのかもしれないですよね。プレースタイルとかも。
ケイさん: スケールでいったらメッシと同じくらいじゃない?誰も止められなかったもんね。共通してるのはとにかく初動が速い。シザースとかもそう、絶対みんな振られちゃう。笑
マル: しかもドリブルだけって感じでもない。ミドルシュートとかも決めるじゃないですか。それがまた良いですよね。だから全部いいって思える。ミノさん全然ロナウドみたいな感じじゃないですよね。笑
ミノ: 全然違うでしょ。笑 憧れではあったけどねえ。
-あ、僕からいいですか?今注目してる人なんかはいます?サッカー界だけじゃなくて。
ケイさん: 猪子さんかな。チームラボジャパンの。デジタルクリエイターズチームみたいな。アーティスト集団の代表だね。海外とかでデジタルの作品を作る集団。めちゃくちゃ面白い人なんだよね。
マル: あーなんか聞いたことありますね。実際に会ったことはあるんですか?
ケイさん: ないんだよねー。インタビューしたいんだけどねえ。
マル: その人は「インタビューしたいんですけどー」っていうアポで出来る人なんですか?なんかの媒体を提げていくんですか?
ケイさん: いけるかなあ。とにかく色々聞いてみたい。俺のサッカーブログを持ち込むしかないね!
マル: いや確かにそれケイさんの強みですよね。ミノさんは誰かいます?
ミノ: 今だったらパッと出てくるのは、とりあえず記事だけバーって読んでみてすげえなこの人って思ったのは紀里谷監督。なんかとにかく言ってることがもう、、あんな風にはなれない。って、ぶっ飛んでるなって。
マルなんかキンコンの西野さんに会ったでしょ?どんな感じの人だった?
マル: なんだろう。頭良いしピュアなんだと思いましたよ。後藤さんと話したんですけど、西野さんと堀江さんの対談見てて「やっぱり西野さんて堀江さんに物怖じしないんだよね。」って言ってましたよ後藤さん。で、思い返してみたら、俺も西野さんに物怖じしなかったんですよ。多分ですけど、対面した段階で「あ、この人なら切り込んでいけるな」っていうのがお互いにあったんですよね。俺の感覚ですけど、西野さんには土俵があるんですよ。どんな人が来ても誰が来てもいいよ。っていうやつ。なんでも来いよ、みたいな。
ミノ: 面白いよなあ。芸人さんだけど、もう1つの顔っていうか面白いだけじゃなくて興味深いって感じ。
マル: ダウンタウンの松本さんが「二回売れる」ってことを話してたけど、西野さんはそんな感じだと思いましたね。松本さんなんか、もう何回も売れてるって感じじゃないですか。映画も撮って番組も作って、最近はドキュメンタルとか。俺ダウンタウンめっちゃ好きなんすよ。サッカーよりもダウンタウンの話してえ。笑
ケイさん: いやー凄いよね。みんな本当に面白いことやってる。面白いことやってる人にはどんどん会っていきたいし話も聞いていきたいよね。
ミノ: だいぶ喋りましたね。もう二時間半経ちましたよ。笑 みなさん今日はお忙しい中ありがとうございました。
マル: ミノさん本当にお願いしますよ。全然笑えないような話もいっぱいしましたからね。笑 よい感じに編集してくださいね。
ケイさん: みんなのこれからの活躍まだまだ期待してるからね。よろしく頼むよ。
コバ: ありがとうございました。
3名の方には長時間ご協力いただきました。
最後に各々のHPやプロフィールなどを下記に掲載させていただきますので、よろしけれはこちらもご覧ください。
大人になってから学ぶサッカーの本質
プロなろ
※丸山龍也氏はこの「プロなろ」の代表取締役に就任していますのでこちらもご紹介させていただきます。尚、「激レアさん 丸山龍也」と検索すれば、ご本人のTV出演情報も出ていますのでそちらも合わせてご覧ください。
それでは、フットーク第三弾はこちらで完結です!
ありがとうございました!
