みなさんこんばんわ。
昨日に続いて、今日はオーストラリアのサッカー事情について紹介します。
オーストラリアには日本のようにJ1,J2,J3といったカテゴリーは無く、
Aリーグ(オーストラリアリーグ)という一つのカテゴリーだけで組織されています。
Aリーグからプロ化したのも2004年とJリーグよりも歴史は浅く、国内においてもまだまだサッカー人気は低い方です。
Aリーグは全10チームで組織され、レギュラーシーズンは10月から4月まで行われ、
各チーム3度づつ対戦します。(全27節で135試合)
ちょっと不思議な感じですがホームとアウェイを上手いことバランスよく振り分けているんでしょう。
オーストラリアリーグに加盟しているチームは以下の通り(左の数字は今シーズンの順位で我らがアデレードユナイテッドはダントツの最下位。笑)
みなさんが良く聞くチーム名といえば、
かつて三浦知良選手が所属していたシドニーFC、小野伸二選手がいたウェスタンシドニーワンダラーズ、今では楠神順平選手が所属していますね。
この2チームがやはり有名でしょうか。
他にも外人枠もあるしゲストプレーヤー枠といって短期加入出来る選手の枠が各チームに一つあったり、サラリーキャップ制度といってチーム全員の年棒合計が約210万ドルに定められていたり。(日本円で約1億7000万)
カテゴリーが一つなので降格も無しです。
他にも色んな決まりや規制がありますが、本当によく変わるので一概に正しい情報と言えないのが現状ですね。。。
とにかくJリーグとはかなり違いがあるリーグ構成となってます。
そしてこれまたオーストラリア特有ですが、リーグが全日程終了した後に
ファイナルシリーズが開催されます。(以下トーナメント表)
リーグ戦の上位6チームが”ページシステムトーナメント”という制度で行われるトーナメントで総合優勝チームを決めます。
①リーグの1位と2位がホーム&アウェーでまず対戦、2試合合計の勝者が一気に決勝へ。敗者は準決勝へと駒を進めます。(以下、全ての対戦は1試合のみ。)
②3位と6位、4位と5位がそれぞれ対戦し、その勝者が準々決勝へと駒を進めます。
③上記の②の勝者同士が対戦し、勝てば準決勝へ。
④既に駒を進めていた①の敗者と③の勝者が準決勝で対戦。勝者は決勝へ。
⑤優勝決定戦
とまあこんな感じでかなり変則的です。
これまた日本ではほとんど見られないチャンピオンシップ制度ですよね。
そして、これは僕が勝手に感じている雰囲気だけなんですけど
「リーグ優勝よりも、このファイナルで優勝したチームが結局一番だ。」
みたいな雰囲気を感じます。なぜかというと
このチャンピオンシップ制度はNPLでも開催されていまして、昨年度は僕が所属するCampbell town city SC がチャンピオンになったんです。(リーグ戦は2位でした。)
リーグの最中、もうほとんど順位が決まりファイナルへの進出も決まってからのチームの雰囲気がまあ簡単なに言うと
「よし、もうリーグはいいだろう。とにかくファイナルへ向けてだ。」
みたいな感じだったんですよね。
それは一昨年リーグ6位でギリギリファイナル進出を決めた時も同じでした。
これまた不思議な感覚なんですよね。最後までしっかりとリーグを戦う、よりはもう既に次のステージを考えている。もちろんそこまで顕著に出るわけではありませんけど…
それはサポーターも一緒なんですよね。
サポーター達もファイナルへ向けての熱の入り方がやっぱりリーグとはまた違うんです。
けど逆にハッキリしてますよね。
「リーグ優勝したからなに。ファイナルで勝てばいいでしょ。」
最後に勝ったやつが笑う。そういうことですもんね。
次回は、僕が所属するNPLについてのお話をさせていただきます。
see u next…
Aspiration Ticket
美濃村 慶太