先日街の祭りがあり、チーム関係者でお祭り男のルイスから声をかけてもらって参加してきた。ルイスはいつも何かしら誘ってくれる。
こちらの文化で5月に入る時期に春の訪れを祝い、街にMaibaumと呼ばれる木を立てるというものです。Maibaum(マイバウム)とは5月の木という意味で、彫刻がなされた大きな木です。
街の中心にある教会の前に人々が集まり、時間になると街の男たちが力を合わせてその木を持ち上げていきます。自分も手伝わせてもらいました。
リーダー的なおっちゃんの指揮のもと、2本の木の間に綱を通したようなものを使って徐々に持ち上げていきます。男たちが立てるっていうのがポイントで、途中女の人がビールを差し入れてくれて男たちはテンション上がってがんばるという画が妙に気持ち良く。自分は海外のそういうシンプルなところ好きです。
実際にやってみた感想はなかなか重い。あとは男と女で役割があったり、皆で協力してやるから絆が深まる。地域の繋がりを感じる。祭りって本来そういうものなのかもしれない。
サッカー以外のところでもこういうローカルな行事に触れることができるのは貴重な経験で、それもこうして声をかけて誘ってくれる仲間や友達がいてくれるからで感謝しています。ローカルから広がる世界がある。それと最後に、ルイスの息子のルカはいつも一緒に遊んでくれて、試合の応援にも来てくれます。いつもありがとう。
Aspiration Ticket
日野健人