美濃村慶太

「ワクワクする選手」 ウクライナ戦を見て

こんばんは。
先週はアウェーゲームでの開幕戦でしたが、1-1の引き分けでした。
リーグ戦の初陣は勝利で飾れず、、
試合内容はそこまで悪くなかっただけに勝ちきれず、自分自身も得点するチャンスがあっただけに引き分けは悔やまれますが、今週はカップ戦が控えているので今はそこに向けてしっかり準備していきたいと思います。

 

今日の記事は久々に日本代表戦の考察と分析を綴っていこうと思います。
昨晩行われたウクライナ戦についてです。

 

メディア上では「仮想ポーランド」と題されたこの一戦。マリとの試合は「セネガル」でしたね。
試合を見ていて突出して感じたのは
「あ、ウクライナって強いな。このチームがW杯に出られないってヨーロッパ予選は本当に厳しい戦いなんだな。」ですね。

 

それでは、僕が試合中につけた記録を箇条書きでどうぞ。

 

日本vsウクライナ 考察&分析
・前半、日本はハイプレス、特に前線でボールを奪われた時の守備への切り替えが早い / ウクライナはそれをいなしながらボールを前へ運ぶのが上手い。GKを含めて。ポゼッションの意識が高い。

 

・日本側、プレッシングは連動してて何度かボールを取れているけど、ボールを失いすぎて守備の負担が強いられ疲労困憊。特に中盤エリアでのボール保持が出来ず。/ ウクライナ側は個々のボールキープ力が高いため、ボール保持時間が長い。奪ってからもボールを大事に回して味方同士のスペースを空けているから、サイドにも散らせるし、鋭いクサビも入っていたから、自分達でチャンスを作りやすい状況を作っていた。

 

・日本の攻撃は、ボールはまあまあ動いているが、選手自身の動作が遅い。スピード感が無いので相手を剥がせない。 / ウクライナはパススピードも選手のスピード感もあって小気味良い。メリハリがあって攻め方が様々。

 

前半のまとめ。
日本の守備の型はそこまで悪くないけど、ボールを失いすぎてスタミナ切れ。よって自分たちが必要な時にはボールポゼッションが出来ずにリズムを作れず余計しんどい。縦に早い攻撃をするためにボールを前へ蹴っても中盤から前の選手はほぼガス欠状態。
常にプレッシングしたいけど、それもボールを失うことによる疲労感からプレスに行ききれない。そして肝心のゴール前でボールにアプローチ出来ずフリーでシュートを打たれて失点。
・セットプレーでの得点が唯一の収穫。そしてあれだけ苦労してもぎ取った1点なのに誰も槙野選手のところへ行き喜ばない。不思議でしょうがない。

 

ウクライナはショートパスとロングパスを使い分けていてスピード感もあって見ていて面白い。あれだけチャンスを作れるのも納得。
ポゼッションが上手くいっているので疲労差は明らか。
1人1人が自分のスペースを把握してるし、日本の選手を良く見てる。

 

1-1で前半を折り返せたのは強運だった。

 

後半の考察と分析。
やはり前半の疲労が残っており、相手の動作に対してほとんどが後手。
プレッシングにはいきたいけど、ゲームの流れはほとんど変わらず。

書けそうな内容が思いつかない。。。

 

 

こんな感じでした。後半どうした。笑
と言っても、今思い返してもやっぱり書けることがないなっていうのが本音です。

 

試合を見ていて、日本のハイプレスをどんどん交わしていくウクライナに関心しっぱなしでした。
さすがシェフチェンコ監督だなって。ああやって人に対してタイトにくるディフェンスでもいなす術をチームで共有出来てるんだなって。
長年、欧州を代表するストライカーであり続けただけあってサッカーインテリジェンスが高いんだろうな。
そしてウクライナの選手たち一人一人のクオリティも非常に高かったのが印象的でした。

 

日本の守備陣形を見ながら、「このプレッシングの仕方、どの時間帯まで続けるつもりなんだろう…」と恐る恐る観戦をしていると、強烈なウクライナのミドルシュートで失点。そこでは誰も
プレッシングに行けず…
閑散としたスタジアムだったので、川島選手の「引くな!」という怒号が何度も聞こえていましたね。
でも、プレッシングにいけなかったんでしょうね。
あれだけ自らたくさんボールを失い、守備への負担が長くなればしんどいのも当たり前だし、大事な場面でアプローチ出来ないこともそりゃある。

ハリルホジッチ監督が就任してから「縦に速いサッカー、ショートカウンターで攻め込む」というのがメインのタクティクスになっていますが、色んな記事でも書かれているように、「縦に速いサッカーには限界がある。」というのは、この2試合の強化試合でわかりましたし、僕の解釈では「自分たちが堅守速攻をしたい時にはすでにガソリン切れ」というのが正直な感想です。

 

ウクライナ戦にいたっては、プレッシングにいく→ボールを奪う→ポゼッションよりも縦に速いパス供給→ ボール保持できずシュートまでも行けずにロスト→ウクライナの深い位置からボールをじりじり前へ運ばれる→何とか凌いでボールを奪う→繰り返し。

前半はずっとこの流れだったと思います。

 

日本の選手たちは疲労感から一瞬の判断の遅れや中盤の地域(特にセンターサークル付近のエリア)での安易なパスミスが多く見られていましたし、例えばサイドにボールが入った時もサポートへ行き来きれず厚みのある攻撃が出来ずにペナルティエリア手前でボールを奪われた場面もたくさんありました。
判断が鈍るだけでなく、縦へ送るボールの質も自然と落ちるし、仮に繋がっても、そこへサポートする日本の選手よりも、疲労が日本に比べて少ないウクライナの選手たちの戻るスピードの方が速いので結果的に後手になりボールを失う。
逆にウクライナは、GKを使って後ろの深い位置からボールを回して日本のプレッシングを剥がしていき、ボールを前へ運び、ロングボールで一気にサイドチェンジするなどのなんらかの工夫をしてからサイドにボールを付けたりしていたので、上手いこと三角形を作る余裕もあったし、スペースを明け渡しながらワンツーで中へ切り込むことも出来てクロスも上げれる。多彩な攻撃で日本のゴールへどんどん向かう攻撃は見ていて楽しかったですね。
それでいて個人技もあるし、ポテンシャルも総じて日本の選手より高かったですからね。

 

日本の攻撃で気になったのは、ボールを動かしながらっていう意識はあるのに、そこに「選手そのもののスピード感が無い」ってところでした。
ワンツーをするにも、もっと人がダイナミックに動かないと、マリやウクライナの選手たちのように個々のポテンシャルが高い集団相手では剥がすことが出来ないんです。
ただ、それも本当はできるはずだと思ってるんですが、昨日の試合状況じゃ無理だったと思います。ゴールへ向かう前の段階で既にガス欠でパワーを発揮出来なかったはずです。

 

昨日の解説にいた藤田さん、もしくは鈴木さんが再三言っていたように
ボールを奪ってから「縦に早く」という意識が強すぎて、一旦ボールを保持しようという判断、「止める判断」がほとんど無かったんです日本側は。「今は早くいかなくて良くない?」っていう場面でも行き急いでた印象がある。
ただ、それも疲労がかなり影響していたわけです。
そういった止める判断も出来ないくらいの疲労と焦り。
「ボールキープするためのポジション取りをする体力さえも奪われていた」ってことです。山口選手もどちらかといえば中盤の底からポゼッションをするタイプでは無いですし、かなり厳しい状態だったと思います。
長谷部選手と山口選手が相手の布陣によって守備時に外に引っ張り出されてから、ウクライナがどんどんクサビを狙ってきてたし。
加えて、昨日は酒井選手と植田選手のパスミスが前半から特に目立っていたので、前半の途中から2人に対してのプレッシングが徐々に強くなっていってましたね。その辺の強かさもさすがでした。
ウクライナは状況に応じて試合中に戦術やシステムを変化させていたように見受けられましたが、ハリルホジッチ監督は果たしてどうだったのか。

 

日本の守備陣形は、バスケットボールでいうとこのオールコートマンツーに少し似たような感じでした。これを試合終盤までやろうっていうつもりだろうから選手たちは相当な覚悟が必要ですもんね。

 

ただ、あれだけ苦しい状況の中
セットプレーで1点もぎ取れたんです。いくら「ラッキー、点取れた」という印象だったといえども1点は1点なんですよ。それが事実。
なのに何で全員で喜びにいかないのか。喜びを分かち合いにいかないのか。
もし日本の選手たちが
「まだこんなもんじゃない」とか
「この得点じゃ納得いかない」とか
そういう風に感じた上で、喜びにいってなかったんだとしたら、

 

それは絶対に改善すべきです。
点を取った時はみんなでその事実を讃えて喜ばなきゃ。

日本を代表する選手たちは、日本を代表して戦っていると同時に子供たちに夢を与えられる数少ない存在です。
こうして世界を舞台に、親善試合だろうが強化試合だろうがなんだろうが、戦っているわけですからね。
そういった場面で苦しい表情ばかり見せている内は、サッカーの魅力は伝わらない。
もっと感情を表に出すべきです。

 

僕はそう思います。

 

感情的な内容になりましたね。笑
話を戻して、まとめに入ります。

もし、このまま縦に速いサッカーをし続けるのであれば
例えばですけどもっとシンプルに「スピードがあって走りまくれる、常にボールへプレッシングをかけ続けれるような選手たち」で構成するべきだと思います。そんな上手くいかないよと思うかもしれませんが、今までのハリルホジッチ監督の戦術からして、そうでもしないと成立しないように思えるんです。それでいて今の所、個々のポテンシャルが高い相手に対して対処するディフェンス方法もあるわけではなさそうに見えました。
人に対してプレッシングをかけ続けるということは、守備のオーソドックスである「カバーリングを一枚常に置いておく」ことがほとんど出来なくなり、最終ラインでも「マンツーマンを強いられる」という状況が多くなります。だけど、昨日のように何度も背後を取られてしまうのなら、大量失点は目に見えてきます。。
昨日までの試合で、今選ばれている多くの日本選手が、他国の代表選手にポテンシャルでは敵わないことが鮮明なりました。ある程度のポゼッションをする必要があると再考するのなら今のメンバーでも僕は実行出来ると思います。だけどチーム内でまたシステムやタクティクスを再構築する必要があるので、そんな時間は無さそうです。。。

 

余談ですが、僕のチームも今このオールコートマンツーを実践しようとしています。既に覚悟は出来ています。笑

 

試合後のインタビューや記事などから
選手から監督への不満噴出だったり、選手自身が持つ葛藤など様々な憶測が目に飛び込んで来ます。
僕が感じる一番の懸念は「選手たちは本気でハリルホジッチ監督に信頼を寄せているのかどうか」ってとこです。直接的な監督批判はするべきでないと思うので控えますが、
監督就任当初こそ「体脂肪率12%以下を維持」などの規律設定がされて、僕的には少しサプライズではあったんですが、じゃあそれの効果ってどんなものだったんだろうっていう疑問もある。
厳しい規律を設定する時って、どこかで特別に信頼出来る何らかの要素をその監督自身が持っていないと成立しないと思うんです。
そして真っ先に浮かんだのは、もしかしたら「掌握術」が欠けているかもしれない。というものでした。
2010年W杯でベスト16という成績を残した岡田前監督の時が今と同じ状況だったと言う選手もいる。じゃあ今回もそうなるんじゃないか?と期待出来るかと言えばそうでもない。
岡田監督が持つパーソナリティが当時の代表選手たちに強く響いたからこそ、土壇場で戦術やシステムを変えた急造チームでものし上がれたんじゃないかと思います。
ハリルホジッチ監督のパーソナリティを否定するわけではない。が、ここで「日本人監督」と「外人監督」の差が出てきている気がする。もしくはもっと浮き彫りになる気がしますね。
規律を守ることを提唱していて、日本の選手たちがなかなか変わらない場合は、その監督の掌握術が足りないんじゃないかって思う。

 

方やウクライナの監督は、いわずもがなウクライナの英雄”シェフチェンコ”。
選手が監督へ寄せる信頼もしかり、また監督が発する1つ1つのメッセージにも説得力があるのは当然だと思う。それはシェフチェンコ氏が持つ監督としての能力が仮に低かったとしても、チームにとって大きな好影響を与えるのは間違いないわけで。
こういう基盤が構築されていないと、「チーム一体」は実現できないと思ってます。

 

どの記事を見ても
「日本がW杯で戦っていくには〇〇する”しかない”」
という内容のものが非常に多くて悲しいし残念です。

 

もしそれを跳ね除ける可能性があるとするならば、
類い稀なサッカー通、超が付くほどのサッカー好きとして色んな世代で新たに名を馳せ始めた”小柳ルミ子”さんが言っていた

「決定的な仕事ができる、ワクワクさせてくれる選手はいないのか。」

これなんじゃないかなと僕も思います。

僕の友達(サッカー知識は素人)も同じことを言ってました。

僕自身も、
日本代表の試合よりも、ずっと異国の地でサッカーを続けてきた加藤恒平選手がついにJ1のサガン鳥栖へ移籍が決まったニュースの方がワクワクしてますからね。

 

一発で状況を変えられる選手っていうのは、もちろん世界で見ても一握りしかいないんですけど
「こいつ何かやってくれそう」と感じさせる選手はチームに絶対に必要です。
僕の中で、それを見せてくれたのは
多くの方が感じたとは思いますが、やはり中島翔哉選手でした。

他の選手には期待出来ないという意味ではないです。
ただやっぱり「ちょっと違うな、なんかやってくれそう」っていう印象が一番残ったのは中島選手でした。他の選手からも、もちろん色んな印象を受けました。例えば
柴崎選手もかなり人とボールにプレッシング行けてたし、ファールこそ少し多かったかもしれないけど、激しいプレッシングは当然相手が嫌がるので、スペインで意識が変わったのかなあ。と感じました。

 

選手は誰を選んだほうが良いとか、監督が解任すべきかどうかなんてのは僕が考えなくても勝手に決まっていくので、勝手に自分で仮想と妄想しておきます。笑

 

以上が今回の僕の考察と分析でした。

サッカー脳がまだまだ足りない僕が必死に考えたモノなのでどうか温かい目で見てやってくださいね。

 

なんにせよ、これからも日本を応援し続けるしこれからも色んな人を感動させて夢見させて欲しいです。

 

がんばれニッポン!!

 

Aspiration Ticket

 

美濃村慶太


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